2013年 04月 25日
【 喜びの日 】
今日はずっと楽しみにしていた、私の愛読書「 暮らしのおへそ 」のイベント
「 おへそ的買い物のすすめ 」展 の開催初日。
(伊勢丹新宿店4階で、5/5まで開催しています)
1回目の去年は一人で足を運び、おへそのバックナンバーを買い求め ホクホクと帰路へついたのですが、
今年の私には、去年とは違う目的がありました。
・・・・・ 一田憲子さん(ライターさん)に一目お目にかかりたい。 あわよくば、著書をお渡ししたい。
もうこれは恋心にも似たものがありました。
好きな人と関わりをもちたい・・・気を引きたい・・・
今回はちょうど休みが合った夫も連れ立って、午前中から会場へ。
すごい人でした。
そしてその人たちの発する熱量がスゴイ!
皆さんモノを見る目が真剣!さすがおへそ愛読者。
我々もブースを一つ一つ愉しんで、徳島 aalto coffee さんの豆を購入すべくレジへ。
そして私は発見してしまったのです、憧れの一田さんのお姿を!
夫:「よかったじゃん、お話してみなよ 」
私:「無理~!やっぱり無理かもしれない・・・」 かなりの人見知り&ビビり
夫「・・・・そんなの絶対に許さない 」
私「 (!?) 」
確かに、このまま帰ったらきっと一生の後悔だ。
・・・・・今しかない!!!!
勇気を出して話しかけた一田さんは、もう、本当に、それはそれは親切に、優しく、
丁寧に対応してくださって、私はもう、話しかけた瞬間から
心の内で「 あぁ、勇気を出して本当に良かった 」と思わずにはいられなかった。
図々しくも著書をお渡しさせていただき、名刺まで交換させて頂きました。 涙・・・
一田さんの書く文章には、いつも 誠実さ があると思います。
例えば取材して「この人、素敵!」と感じたことを、きちんとご自分のフィルターに通して
分析して、納得して、、「あぁ、だから素敵なんだ」というところまでをきちんと文章にしていらっしゃる。
これはその人に対する誠実さがないとできない作業だと思うのです。
そして、その誠実な視点から見えてくるものは、物事の本質。
最後に、勝手ながら私が好きな一田さん語録(?!)をご紹介させてください。
器作家のイイホシユミコさんとの共著「今日もどこかの食卓で」の中の、
p.64「ビジネスの眼」という章。
私はこの章がとくに大好きで、何度も読んでしまうのですが
「モノづくり×ビジネス」に違和感を感じていた作家イイホシさんが、
「ビジネス=モノづくりを続ける手段」であることを、台東デザイナーズビレッジで学んだというお話。
後半には、お金に対する一田さんの考え方が綴られています。
でももう一方で、がむしゃらに働いて、ご飯を作る暇もなく、夜はコンビニ弁当、なんていう日々が続くと、通帳にどんなにお金が貯まっていっても、いったい何のために働いているのかわからなくなる。そして、稼ぎは多少少なくなっても、もう少しゆったりと日々を過ごしたい、と考えるようになったりする。
何を大切にして生きるか。それは、何にどれぐらいお金をかけるかと直結している。どう「稼ぎ」、どう「使う」か、そのバランスは、どう生きたいかの極めて具体的なものさしとなると思う。
最初にこの章を読んだとき、私はなんだか胸がスーっとして同時に涙が流れました。
心が浄化されるような気持ちの良い涙でした。
「今日もどこかの食卓で」を読んで、私はイイホシさんと一田さんがますます好きになりました。
・・・・・一田さんへの想いを語り始めたら終着点を見失ってしまいました。
とにかく今日、この感動をちゃんと残しておきたくて。
そして、初日のお忙しいときにも関わらず、見ず知らずの私にも
ご丁寧に対応してくださった一田さんに感謝いたします。
そして皆様、最後まで読んでくださってありがとうございます。